04. AntigravityでExpo開発環境を作る
バイブコーディングの準備が整ったら、実際にプロジェクトを立ち上げましょう。
この記事では、本サイト推奨の開発環境である Antigravity IDE または Antigravity 2.0 を使って、Expo(TypeScript環境)のプロジェクトを作成し、スマホ実機で動作確認するまでの手順をステップ・バイ・ステップで解説します。
1. 開発環境の選択と起動
Section titled “1. 開発環境の選択と起動”まずは、ご自身の開発スタイルに合ったAntigravityの環境を起動します。
A. Antigravity IDE(VS Codeベース版)を使う場合
Section titled “A. Antigravity IDE(VS Codeベース版)を使う場合”- パソコン上で空の作業用フォルダー(例:
my-expo-app)を作成します。 - Antigravity IDEを開き、作成したフォルダーをワークスペースとして開きます(
File>Open Folder)。 - AIエージェントチャット(チャットパネル)が右側または左側に開いていることを確認します。
B. Antigravity 2.0(スタンドアロン版)を使う場合
Section titled “B. Antigravity 2.0(スタンドアロン版)を使う場合”- Antigravity 2.0 アプリケーションを起動します。
- 画面の指示に従って新規プロジェクトを作成し、作業用のフォルダーを選択・連携します。
- エージェント管制画面が開きます。
どちらの環境でも、基本エンジンとして超高速・高知能な Gemini 3.5 Flash がバックエンドで稼働し、あなたの指示を待っています。
2. AIエージェントにプロジェクト作成を依頼する
Section titled “2. AIエージェントにプロジェクト作成を依頼する”バイブコーディングでは、自分でターミナルを開いてコマンドを入力する必要すらありません。すべてAIエージェントに丸投げできます。
チャット欄に、次のように指示(プロンプト)を入力してください。
これからバイブコーディングでiOS/Android両対応のスマホアプリを開発します。現在のフォルダーに、TypeScriptとExpo Routerを使用した最新のExpoプロジェクトを初期化してください。必要なライブラリのインストールも自動で進めてください。エージェントの動き
Section titled “エージェントの動き”指示を受けたエージェントは、自動的に以下のプロセスを自律実行します。
- コマンドの実行:
フォルダーのルートで
npx create-expo-app@latest ./ --template tabs(またはブランクTypeScriptテンプレート)などの初期化コマンドを自動実行します。 - 依存関係の解決:
npm installなどのインストールプロセスを自動で見守り、警告やエラーが発生した場合は自動で修正コマンドを実行します。 - 完了報告: すべてのファイル展開と環境構築が終わると、完了した旨をチャットで教えてくれます。
3. Expo Goとスマートフォン実機の準備
Section titled “3. Expo Goとスマートフォン実機の準備”開発中のアプリをスマートフォンでリアルタイムに動かすために、Expo Go アプリを準備します。
- お手持ちのスマートフォン(iPhone / Android)のアプリストアを開きます。
- 「Expo Go」と検索し、アプリをインストールします(無料)。
- PCとスマートフォンが同じWi-Fiルーター(同じネットワーク)に接続されていることを確認してください(ここが異なると接続エラーになります)。
4. 開発サーバーの起動
Section titled “4. 開発サーバーの起動”プロジェクトの準備ができたら、開発サーバーを起動してアプリをスマホと同期させます。
チャット欄で、エージェントに次のように指示します。
開発サーバーを起動して、スマホで動作確認できるようにしてください。エージェントの動き
Section titled “エージェントの動き”エージェントはターミナルで次のコマンドを実行し、バックグラウンドタスクとして常駐させます。
npx expo startサーバーが立ち上がると、エディタ上(またはターミナル上)に大きな QRコード が表示されます。
スマホでの読み取り手順
Section titled “スマホでの読み取り手順”- iPhone (iOS) の場合: 標準の「カメラ」アプリを起動し、表示されたQRコードをスキャンします。画面上部に表示される「Expo Goで開く」というポップアップをタップします。
- Android の場合: インストールした「Expo Go」アプリを開き、「Scan QR Code」をタップしてQRコードをスキャンします。
スキャン後、アプリのビルド(Javascriptのバンドル)が走り、数秒〜数十秒でスマートフォンの画面に初期状態のアプリが表示されます。
5. ファスト・リフレッシュ(Fast Refresh)を体験する
Section titled “5. ファスト・リフレッシュ(Fast Refresh)を体験する”バイブコーディングの醍醐味である、変更が即座に反映される「ファスト・リフレッシュ」を確認してみましょう。
エージェントに、画面上の文字を書き換えるように指示します。
app/(tabs)/index.tsx(またはエントリーファイルの表示テキスト)を編集し、画面の中央に「Hello Vibe Coding with Antigravity!」と大きく目立つように表示させてください。エージェントの動き
Section titled “エージェントの動き”エージェントは対象のファイルを特定し、コードを書き換えます。
// app/(tabs)/index.tsximport { StyleSheet, Text, View } from 'react-native';
export default function HomeScreen() { return ( <View style={styles.container}> <Text style={styles.title}>Hello Vibe Coding with Antigravity!</Text> </View> );}
const styles = StyleSheet.create({ container: { flex: 1, justifyContent: 'center', alignItems: 'center', backgroundColor: '#fff', }, title: { fontSize: 24, fontWeight: 'bold', color: '#3b82f6', // HSL系のきれいなブルー },});コードの保存が完了した瞬間、スマートフォンの画面が自動的にリロードされ、書き換えた文字が表示されます。
このように、「指示を出す ➡ AIがファイルを書き換える ➡ スマホで即座に確認する」 というサイクルを回していくのが、本サイトで解説するバイブコーディングの基本フローです。
6. トラブルシューティング(スマホに画面が表示されない場合)
Section titled “6. トラブルシューティング(スマホに画面が表示されない場合)”もしQRコードを読み取ってもエラーになる場合は、以下の項目を確認してください。
- Wi-Fiネットワークの確認: PCとスマートフォンが完全に同じWi-Fi(SSID)に繋がっているか確認してください。ポケットWi-Fiやスマートフォンのテザリングを使うと安定しやすくなります。
- 接続モードの変更:
どうしても繋がらない場合、ターミナルで
npx expo start --tunnelコマンドを実行(またはエージェントに「トンネルモードでサーバーを起動して」と指示)してください。Ngrok経由で異なるネットワーク間でも接続できるようになります。 - ファイアウォールの確認: PCのセキュリティソフトがExpoのポート接続をブロックしていないか確認してください。
次のステップ
Section titled “次のステップ”無事に初期アプリがスマホで動作したら、次はいよいよAIに指示を出すための「魔法の言葉」を学びます。
次の記事「05. VibeCodingで使う基本プロンプト集」に進み、AIを自在にコントロールするプロンプトテクニックを身につけましょう。